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暮しの手帖とわたし

ごめんなさい、今日のこの記事、長いです。
お暇な時にでも、どうぞ。

とと姉ちゃん、終わりましたね。
なんか寂しくなりました。

とと姉ちゃんのモデルになった、大橋鎮子と花森安治が創刊した「暮しの手帖」は
若かりしころの私のバイブルでした。
会社に勤め始めて、初めて自分の給料で買った雑誌が「暮しの手帖」でした。
かれこれ40年も前のことです。

発売日には会社から一目散に書店に向かい、家に帰り着くまで待てずに
帰りのバスの中で、わくわくしながら目を通したものでした。

私が愛読し始めてから、4年くらい経った頃に花森安治が亡くなったので
花森さんの描いた表紙絵は26冊だけしかありませんが並べてみました。


161002 (5)

2世紀28号(1974年1、2月号)~39号(1975年11、12月号)


161002 (6)

2世紀40号(1976年1、2月号)~51号(1977年11、12月号)


161002 (4)

2世紀52号(1978年1、2月号) 53号(1978年3、4月号)



161002 (3)

これは↑その中でも私が特に好きな表紙です。


花森安治の熱烈なファンだったので、亡くなった時は購読をやめようかと思いました。
が、しかし、その後25年近くもずっと購読を続けたのでした。
バックナンバーをご覧に入れましょう。


■ 2世紀 28号~62号
161002 (1)

■ 2世紀 63号~100号
161002 (26)

■ 3世紀 1号~35号
161002 (25)

■ 3世紀 36号~70号
161002 (24)

■ 3世紀 71号~100号 別冊ご馳走の手帖
161002 (23)




161002 (22)

表紙を開くと最初に飛び込んでくるのが花森安治のこの言葉。
創刊号から、今もずっと変わらずに載っています。


161002 (9)

これは花森さんが亡くなった直後の編集後記。
鎮子さんが書かれたこの文章を読んで私も涙が止まらなかったことを覚えています。
そして読み終わったあと茫然自失としていました。
これから「暮しの手帖」はどうなるんだろうって。


161002 (8)

ドラマでも再現されていましたね。


3世紀までは毎号欠かさずに購読していましたが、ボロボロになるまで
隅から隅まで読んでいたのは2世紀まででした。
3世紀に入るとマンネリ化していたし、惰性で買っていたようなものです。
4世紀に入ってからはデザインも内容も一新されたので、買ったり買わなかったり。

今でも時々取り出して見るのはやっぱり2世紀なんですね。
そんな時に役に立つのが、この索引なんです。↓

161002 (20)

これは当時、希望者だけに配布されたものだったので
暮しの手帖社から送ってもらったと記憶しています。
経年変化で日焼けしてボロボロになっていますが。

この索引で引くと、見たい記事が何号に掲載されているのかが
瞬時にわかります。


161002 (19)

こうやって索引をみるだけでも楽しめます。
でも私が持っているバックナンバーは2世紀すべてではないので
検索していて、あっこの記事読みたいな、この料理作りたいなと思っても
叶わなくて悔しい思いをします。
そういうのが2世紀前期に集中しているんですよ。


161002 (18)

これはドラマでもおなじみの商品テストと買物案内。
私もこの商品テストの結果を見て、商品を購入していたひとりです。


161002 (17)

随筆も極上のものばかりでした。
大村しげ「京暮し」、沢村貞子「私の浅草」
増田れい子、増井和子のエッセイも好きでした。


161002 (15)

暮しの手帖が私の料理学校でした。
日本料理は吉兆の湯木貞一。


161002 (16)

西洋料理は大阪ロイヤルホテルの常原久弥。
どれをとっても超一流の料理人に直接指南してもらっているような
そんな気分でした。

そうそう、暮しの手帖の企画で「常原久弥の料理を味わう会」
という食事会にも出かけたことがあります。

161002 (12)

探したら、その時のメニューが出てきました。
メニューには昭和56年5月となっています。
友人とふたりでディナーのあと、大阪ロイヤルホテルに1泊して。
ああ、楽しかったなあ。
あんなに美味しい料理を頂いたのは初めてでした。
常原さんが最後に席をまわって、給仕されるんですよ。
なんの変哲もないグリーンサラダでさえ、びっくりするほど美味しかった。
いい思い出です。


161002 (2)

これは鎮子さんのエッセイ。
ドラマでも紹介されていましたね。
このタイトルの字が大好きでした、この字は花森さんではなくて
鎮子さんがお書きになっていらしたんですね。
エッセイも、読むたびになんて素敵なオシャレな暮しぶりなんだろうって。


161002 (11)

単行本になってすぐに買ったのに本棚のどこを探しても
見当たりません。
なので、裏表紙の広告写真を。


161002 (10)

「スポック博士の育児書」なんてのもありましたね。
友人の出産祝いに贈りました。
その甲斐あってか、すばらしいお嬢さんに成長しました^^
もうじきママになるけど、この育児書、親子二代でどうかしら。
今は昔と違って、いちいち育て方が違うから役に立たないかもね。


161002 (14)

自分用に「スポック博士の育児書」は買わなかったけど、
この矢野健太郎著「お母さまのさんすう」は買いました。
これも連載されている時に横目で見ていて、私もいつか母親になったら
これで子供に算数を教えてやるんだとずっと思っていました。

ずいぶん遅くなってからですが、私も”お母さま”になったので(笑)
早速単行本を買いました。
で、息子に教えてやろうと意気込んだまではよかったのですが
ページを開くや否や、パタンと閉じる有り様。
1、2年生くらいまではなんとか行けても、その先はもう無理 ^^;

でも、教えてやろうと努力はしたんですよ。


161002 (13)

たとえば、これは1年生に教える繰り下がりのある引き算なんだけど
私は息子には減加法というやり方で教えたかったんですね。
自分でも買物をするときなんか、気がつくとこの減加法でやってるので
こういう計算方法もあるって教えたかったんです。

でも、ここで横やりが入ったんですね。
夫がそんなのダメだ、って突っぱねるわけです。
私も夫もたぶん減々法で教わったと思うけど、社会に出てからは
特にお釣りをもらう時なんか、減加法で計算した方が早いので
いつの間にかそっちになってるんですね。

パラパラとページをめくったあと、とにかくダメだと夫に一蹴されて。

カチンときたけど、引きさがりました。
どっちにせよ高学年になるともうチンプンカンプンで理解不能だったし。
いや、3年生くらいでもあやしい (笑)

これを読んで、すんなり教えられる母親ってどれくらいいるんだろう。
息子よ、さんすうがわからない、お母さまでごめんよぅ^^;

実はこれには後日談があるんです。
息子が大学の休みで帰省している時にたまたまこの本を見つけて、
興味深そうに読んでいたんですね。
そして読み終えて、なかなか面白かったって、減加法にもピクンときたらしく
こっちで習いたかったなって。

ほら、ほーらねっ!

誰に似たのか息子は算数だけはめっぽう強く、中学生になった頃には
父親を遥かに超え、教えを乞うても答えに窮する夫に向かって

「もう、役に立たん!」

と、即座に言い放ったのでした (笑)


161002 (21)

息子曰く、

「ていねいに、わかりやすく書いてあるって言うけど
こんな難しい問題、教えるの、うちのお母さま(笑)には、まず無理だよね」


この「お母さまのさんすう」は別にして、音楽、映画、本の紹介、等々
あらゆる面で私の暮しに役に立ちました。
いまの私を形作っているのは「暮しの手帖」に担うところが大きいと思っています。

プロフィール

やまねこ拝

Author:やまねこ拝


おうちで過ごす時間が大好きな主婦です
何気ない日々の暮らしを綴ります

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